あらすじ

霧雨が降る静かな夕暮れ、絶望の淵にいた少女は妖しい青年の手を取った。 「──この手を取った瞬間から、あなたは僕のものです」 笹代雪羽は幼い頃から人ならざるものの姿が見え、手で触れた「古いもの」の声が聞こえた。 そのせいで不遇な日々を送っていたが、念願の大学入学直前、度重なる不運に見舞われる。 うずくまっていた雪羽に手を伸ばしてくれたのは、妖艶な空気を纏う美しい和服の青年、振原狭霧だった。 狭霧の厚意により、骨董屋「霧月堂」に住み込みで働けることになった雪羽。 骨董品の収集癖がある狭霧は「モノ」が持つ物語を好んで集めていた。 彼によって語られるは「人と妖と神」、「古いものと大事なもの」、「願いと呪い」──それらの「あやしい物語」。 美味しい料理をつまみに、狭霧は今日も酒を片手に、雪羽に向けて静かに語り始めた。 ※作品の著作権は伊月ともやにあります。無断転載・無断引用・無断使用・自作発言・学習使用は禁止しております。

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カクヨム2025/12/31
  • 現在の作品霧月堂あやしあやかしふるもの語り