あらすじ

この雑記帳は、結論を急がない。 何かを断定するためでも、信仰を整理するためでもない。 神仏、民俗、祈り、怖さ、好ましさ。 人が「なぜそれを身近に置いてきたのか」を、 少し距離を取って眺めるための覚え書きである。 大元帥明王のような最凶の存在。 狐や龍、天部のような、近くて遠い神仏。 それらは体系的に語ろうとすると、 たいてい肝心な部分がこぼれ落ちる。 だからここでは、 学問にも、物語にも、信仰告白にも寄り切らない。 「雑記帳」という形で、考えの途中をそのまま置く。 尾陽という、中心から少し外れた場所から、 人と神のあいだに生まれた曖昧な知恵を拾い集める。 答えは出さない。 だが、無視もしない。 そんな記録である。

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カクヨム
カクヨム2025/12/31
  • 現在の作品尾陽雑記帳