あらすじ
深夜、匿名掲示板に立てられた一つのスレッド。
公衆電話に書かれていたという怪しげな番号に電話をかけた――
それだけの、どこにでもありそうな書き込みだった。
軽い下ネタ混じりの報告は、すぐに釣り扱いされ、
スレッドはいつものように冷笑と疑念に包まれていく。
だが、通話が終わったはずのその番号から、
思いがけない形で“返事”が届いたことで、空気が変わり始める。
番号は使われていない。
記録にも残らない。
それでも、確かに繋がったという者が現れる。
スレッドは次第に、
冗談では済まされない違和感を共有していくことになる。
匿名のやり取りの中で浮かび上がる、
一つの共通点。
そして最後に残されたのは、
誰に向けられたとも分からない、短い注意だった。