あらすじ

二〇二五年、AIを理由に終了した妖怪川柳コンテストと、AIを活用しても正当に評価された芥川賞とが、横並びに報じられた。ベテランSF作家・大山は、自身が選考委員を務める〈星川書房:新人賞〉に紛れ込んだAI丸投げ作品を、ChatGPTの力を借りて炙り出すという逆転の発想を文芸編集者・高津に提案する。

 作家としての勘と、ノーコードで回せるチェックフローを組み合わせながら、応募作のどこまでを機械任せと見なし、どこからを人間の功績とみなすのか。編集部の実務に落とし込む手順を検討する高津と、執筆活動におけるAI利用の線を、作家としての矜持にかなう形で探り続ける大山。

 AI時代における創作の倫理と「小説」の在り方を、実在する論文に基づくスクリーニング手法を通して検証していく会話劇です。

※作中の「GPT」の発話は、100%ChatGPTの生成文です。地の文や人物のセリフは作者が執筆しています。

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