あらすじ

祈りは、救いだった。 けれど同時に、世界を壊した。 人々の願いが形を成した存在――「神」。 その神に選ばれ、王国に召喚された“聖女”は、 民の不安を鎮めるための象徴として祈りを受け続けていた。 一方で、聖女に見捨てられたとされる世界がある。 人界から切り離され、 憎しみと疲弊の中で生きる者たちの住む“異界”。 逃亡の末に異界へと足を踏み入れた主人公は、 白銀の狼・シルと共に、 祈りが生んだ救済と、祈りが生んだ憎悪の両方を知っていく。 「私は正しい」 そう信じる聖女。 「それでも、誰かの声を聞きたい」 そう願うもう一人の聖女。 これは、 信じることをやめなかった者と、 信じることに傷ついた者たちの物語。 祈りは、誰のためにあるのか。 聖女とは、何を救う存在なのか。 分断された世界の狭間で、 言葉と出会いが、静かに運命を変えていく――。

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カクヨム
カクヨム2025/12/31
  • 現在の作品聖女失格──人の国に捨てられた私が、真の聖女になるまで