あらすじ

「どうじゃ、立派に実ったろう? お前さんが頑張ってくれたおかげじゃよ」  一面に広がる稲穂を眺めて、おじいさんは言った。  その腕に抱かれているのは、稲穂と同じ明るい茶色の猫。  収穫の時期を迎えた稲穂が、秋風にサワサワと揺れていた。 「ほれトラ、新米じゃよ。鰹節をタップリかけておいたぞ」  無事に米の収穫を終えると、おじいさんは猫にも白飯をふるまった。  ふんわりした鰹節に覆われた白飯は、ほんのり甘くて温かい。  トラと呼ばれる猫は、普段食べているキャットフードよりも、こちらの方が大好きだった。  農村の守り神として人々に愛された猫の物語。  ※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません

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カクヨム
カクヨム2025/12/31
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