あらすじ
俺様、三司(みつかさ)レイドはこの度死亡した。
それはいい、理由はどうあれ人は死ぬものだ。
だが、一つだけ思い残しがあった。
俺様には二人の恋人がいたのだが、その二人をついぞ幸せにすることができなかったことだ。
強い未練を抱いたせいか俺様はとある世界に転生した。
転生先は誉れある大貴族の長男。だが我が母が嫁ぐ前に妊娠が発覚し、産まれる前から厄介者として扱われることに。
俺様の存在は大貴族にとって汚点。権威を保つために俺様は生まれてすぐ捨てられてしまう。
ついてきたのはやたら愛が重いメイド一人のみ。
俺様としてはあまり貴族としての地位に執着はない。
したいことも特にないので、メイドに甘やかされながボーっと生きていた。
だが、ある日。
俺様は前世の未練の一人と再会する。
あの日、俺様が死んだ日。
彼女たちが死んだのは俺様が弱かったからだ。
中途半端な力で満足し、油断と慢心を必要以上に抱えて結果、無様に裏切られた。
同じ轍は二度踏まない。
俺様はすり抜けた手を、次は手放さないように今度は世界の頂を奪うと決意した。