あらすじ
「お前のような地味で可愛げのない女、婚約破棄だ!」
侯爵令嬢クリスティーヌは、自らが差配した第二王子主催のパーティーで、公開婚約破棄を突きつけられた。
王子の公務を陰で支え続け、失敗を一つも許さなかった日々は、「地味」「したり顔」という罵倒で切り捨てられる。
さらに形ばかりの「お詫びの縁談」にも逃げられ、残されたのは『キズモノ令嬢』という汚名だけ。
一方、伯爵家長男ノエルもまた、絶望の淵にいた。
王立学園首席の天才でありながら、「顔と名前が一致しない」という弱点を理由に、嫡男の座を奪われたのだ。
居場所を失った二人に持ち上がった、最後の選択肢――政略結婚。
だが、出会った瞬間、運命は静かに動き出す。
「顔は覚えられません。でも、あなたが積み上げてきた成果なら、誰よりも知っています」
初めて努力を肯定されたクリスティーヌは、彼の『索引(インデックス)』となることを決意する。
ノエルの圧倒的な知識と、クリスティーヌの完璧な補佐。
二人が並び立ったとき、評価されなかった才能は、やがて誰にも否定できない力となっていく。
自分たちを切り捨てた者たちが後悔しても、もう遅い。
これは、不遇な二人が手を取り合い「政略結婚でも、こんなに幸せになれる」と証明する物語。