あらすじ
「君との婚約を破棄し、国外追放を命じる!」
王太子からの断罪宣言。けれど、それは私にとって絶望ではなく、待ちに待った「解放」の合図だった。
堅苦しいドレスも、理不尽な義務も全部捨てて、私は荒野へと飛び出した。
手持ちの資金はわずか。頼れるのは、道中で拾った(雇った)目つきの悪い凄腕傭兵・シリウスと、隠し持っていた「商魂」だけ。
「あんた、本当に元公爵令嬢か?」
「ええ。でも今は、ただの商人リリアーヌよ」
辺境の街で商会を立ち上げ、がめつく、たくましく、自由に生きる。
私の抜けた王宮では、聖女の失態で国政が傾き始めているらしい。今さら「戻ってきてほしい」なんて手紙が届くけれど――残念、もう手遅れです。
私はこの場所と、隣に立つ彼を選びましたから。
これは、捨てられた令嬢が自分の足で立ち、最強のパートナーと共に「ざまぁ」以上の幸せを掴み取る、爽快・商会経営ロマンス。