あらすじ
プロを目指して軽音部で活動する高校生の僕はただただ音楽に没頭する日々を過ごしていた。
そんなある日、桜の木の下で美術部の少女と出会う。
絵を描くことが好きな彼女と、音楽を作る僕。
二人は少しずつ距離を縮め、「いつかオリジナルMVを一緒に作ろう」という約束を交わす。
しかし、愛夢は桜が散る頃に体が灰になって消える不治の病『桜病』を患っていた。
「消えてもいいから、何かを残したい」
音楽と絵。二人は限られた時間の中で、生きた証となるオリジナルMV制作に挑む。
桜が散る季節が近づく中、最後に二人が選んだ場所は何も残らないはずの砂浜だった。
これは、消えてしまう運命の少女と、想いを残そうとした少年のひとつの恋と創作の物語―――