あらすじ
お市は瞠目して唇を引き結んだ。
金ヶ崎には兄、織田信長が布陣しており、今まさに越前朝倉領に攻め入らんとしている。
浅井領から信長を挟撃しようという腹だろう。
◆
一話完結。
お市の方を主人公にして、金ヶ崎の退き口を書いた歴史小説。
『朝倉義景記』(原題は『朝倉家記』)に記載された逸話を元にしたものです。
『朝倉家記』は作者不詳、成立年不明ですが、国立公文書館デジタルアーカイブで読めます。
元は昌平坂学問所の蔵書ですから、おそらく戦国〜江戸時代に書かれたものです。
他、参考資料はあとがきにまとめています。
2025.12.21執筆。