あらすじ
時は明次四十二年――帝都・桜郷。
名家に生まれ、帝都大学で医術を学ぶ赤銅綸は、充実した日々を過ごしつつも、誰にも言えない孤独を常に抱えていた。
ある夜、綸は友人に連れられ、女装した男娼が営む遊郭「音津遊郭」へと足を踏み入れる。場に馴染めず、妓楼を彷徨いていたところ、牢に囚われた天使のような少年・白羽と運命的な出会いをする。
だが、そこから綸の人生は「呪い」に巻き込まれていくことになる。
謎の赤髪の少年・さくら、白髪の陰陽師・青島至。
奇妙な縁に導かれるうちに、綸は自らの中に眠る力と、桜郷に潜む古い呪いの存在を知ることになる。
綸の初恋は、救いになるのか。
それとも、新たな呪いの幕開けとなるのか。
桜の都で繰り広げられる、陰陽師×遊郭。恋と呪いの物語。