あらすじ
ある日、日本を始めとした世界中に現れた『邪(よこしま)なモノ』
前触れなく日常に、都市のあちこちに出現した赤黒い渦。
そこから出現したのは、赤黒い血肉を持つ異形の化け物たち。
人々は、それらの脅威に為す術もなく、一人また一人と喰われていった。
そうした中、無差別に選定された女性たちが、『抗う術』に目覚めた――
そうして、現在。
世界共通、人類共通の脅威である『邪なモノたち』を滅ぼすため、日本を始めとした世界は国際的に『対邪組織』を立ち上げ、各国が未来のために手を取り合って戦っていた。
『邪なモノたち』を産む赤黒い渦――欧米で『ダークダンジョン』と命名され、国際的にもその名が共通のものとなったけれど、日本では【邪界(じゃかい)】と呼ばれてもいる――を消滅させるために、各国が『対邪部隊』を編制し、攻略していた。ダンジョンの最奥に生息する大物……ゲームで言うならば、ボスのような存在を討滅することによって、赤黒い渦を消せることが判明してから、ずっと。
それは、日本も同じく。
日本の対邪組織【陽光】に所属している巫女――百合乃流果(ゆりの るか)は、相棒であり、愛する人である桜坂優花(さくらざか ゆか)を【邪なるモノ=日本名 邪獣(じゃじゅう)】に殺されてからも、戦うことをやめることはなかった。目の前で惨殺されたけれど、復讐心を糧に恐怖に屈することはなかった。
そんな戦いの日々の中、とある作戦のとき、窮地に陥ってしまう。
そこに現れたのは、死んだはずの桜坂優花と瓜二つの姿をした存在。
カノジョは『異世界の神による援軍として降誕した』と言った――
この物語は、聖なる力だか何だか知らないけれど、ある日突然に、理不尽に戦う術を与えられた女性たちが、おぞましいダンジョンを、おぞましい敵と戦いながら攻略し、世界を救うという王道ファンタジー!