あらすじ
目を覚ますと、私は乙女ゲームの悪役令嬢になっていた。
公爵令嬢セレスティア。王太子の婚約者にして——ゲームでは断罪され、国外追放される運命の女。
最悪だ。なんとか断罪を回避しなければ。
そう焦る私の目に、古びた日記帳が映った。
『この日記を読んでいる人へ。あなたも、転生者ですか?』
——は?
日記の主は「田中美咲」。私と同じく、この体に転生した前任者だった。
彼女は断罪回避に挑み——失敗した。
日記には、前任者の失敗の記録と、たった一つの希望が綴られていた。
『私が唯一、断罪を遅らせられたのは——王子ではなく、騎士団長に助けを求めた時でした』
騎士団長。ゲームには登場しない、謎の人物。
私は彼に会いに行く。そこにいたのは——黒髪碧眼の、息を呑むほど美しい男だった。
「あなたを、守ります」
騎士団長クロードは、私の味方になってくれた。
一方、王太子レオンハルトもまた、ゲームとは違う態度で私に迫ってくる。
「お前は、俺の婚約者だ。他の男に、取られるつもりはない」
二人のイケメンに愛される、悪役令嬢の運命は——?
前任者の遺志を継いで、私は断罪を回避できるのか。 そして、本当の幸せを手に入れられるのか。
これは、二人の転生者が紡ぐ、悪役令嬢のハッピーエンドの物語。