あらすじ
世界を救った聖女、リュミエール。
役目を終えて祖国へ戻った彼女を待っていたのは、
感謝でも祝福でもなく――裏切りだった。
信じていた婚約者は別の女性を選び、
「君は強いから一人で生きていける」と言い放つ。
その瞬間、聖女は悟る。
自分は“必要な時だけ利用されていただけ”だったのだと。
ならばもう、守る理由はない。
国を去った聖女が再び向かった先は、
かつて敵として刃を交えた魔王の城。
立場も種族も違うはずの二人は、
世界を同じ視点で見ていることに気づいていく。
これは、
裏切った者たちに縛られないための選択であり、
本当に並び立てる相手を選び直す恋の物語。