あらすじ
俺――アルジオ=フィルノートは、目覚めると記憶喪失になっていた。
そんな俺の前には、三人の美少女たちがいて。
彼女たちが言うには、俺は世界を救った勇者らしいのだが……、
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい――」
「ボクが、もっと強ければ……キミに、あんな傷……っ!」
「どこか、痛むところはない……? 何かあったら、すぐあたしたちに言ってね……?」
美少女たちの表情と瞳は、曇っていく一方で……?
いわく彼女たちは、俺の旅の仲間だったのだという。
ただの仲間にしては、ちょっと向けられる感情が重すぎる気もするが……そんな彼女たちの涙を見て、俺は思う。
美少女に似合うのは、断じて、絶望の涙なんかじゃない。
幸せな笑顔。彼女たちの可憐さがもっとも輝くのは、純粋無垢な笑みなのだ。
だから、俺は誓う――みんなのために、全ての記憶を取り戻すことを。
これは、すでに終わってしまった英雄譚の、その続き。
――俺たちが最高のハッピーエンドを手に入れるための、二度目の旅の物語だ。