あらすじ
≪活動10周年記念作品≫
自分にまつわる記憶を失った状態で目覚めたわたし。
身に覚えのない容姿、世界に戸惑いながらも、置かれた立場と逃れられないしがらみを背負って生きていく。
自分自身の正体も分からぬままに。
★以下は本編をご覧になった方に向けた基本情報となります。
※序盤5話程度の内容を含みます。
進行と共にゆっくりと加筆していく予定です。
ーー登場人物ーー
サチ
本作の主人公。
16歳。華奢な体格と長い髪が特徴。
目覚める前の記憶が一切無い。
謎の男の人格が憑依している。
故郷トモーリ王国の領土を引き継ぐ、クラウディア王国の南部領の次期領主候補。
両親とは戦争で死別。祖国も消滅したが、後見人ムールの元で育てられている。
カイト
17歳。サチの幼馴染み。ムールの従者。
クラウディア王国直属の騎士団で嘱託兵士として働く傍ら、幼馴染みのサチの護衛も兼任している。
剣の腕は確かで、騎士団からも一目置かれる存在。
スルガ
20歳。ムールの従者。領主公邸直属の学士。
幼い頃より本を嗜んでおり、様々な知識に長けている。その能力を生かして、サチの教育係や公務の補佐役を務めている。
ムール
45歳。サチの後見人。現南部領、領主。
両親が戦死した後、すぐにサチを引き取り、南部領主として戦後処理にも携わる。
サチに無償の愛を注ぐ一方で、他の人間に心を許すことはあまり無い。
ダリア
37歳。ムールの従者。公邸メイド長。
サチの世話係であり、屋敷のメイドたちを束ねるリーダーでもある。
サチのことを幼少期から知っていて、我が子のように可愛がっている。
非常に穏和な性格で誰に対しても物腰柔らか。
キキョウ
29歳。ムールの従者。
メイド副長 兼 教育係。
サチの世話係に任命されたメイド。
若くして教育係を任されるほどにしっかりとした知識と技術を持つ。
戦闘術にも長けていて、自ら食材調達を行うこともある。
信頼の置ける人物であるのは確かだが、強すぎる拘りが玉に瑕。
ルーク・クローイ
16歳。サチの婚約者。
鉱石を取引する商家に生まれ、子供の頃からサチとの婚約を決めていたが、突然婚約破棄を言い渡した。
現在は王都である中央領にある実家で家業を手伝っている。
ーーー舞台説明ーーー
クラウディア王国
元々は五つの別々の国だったが、戦争で一つに統一された。
東西南北、中央の領地は元々あった国の名残。
トモーリ王国
クラウディア王国の前身となる国の一つ。
サチの両親の代まで、代々一族の人々が国王を務めてきた歴史がある。
ーーー用語説明ーーー
従者
身分のある人々が自分の財力で養っている使用人。主人と直接契約を結ぶ。
領地
行政区域として分けられている区分け。同じ国内であれば、行き来や転居は自由に出来る。
その中でだけ影響する政策や意志決定は基本的に領主たちの裁量に委ねられる。
領主
領地の管理と統治を任せられる人。
国の政策を国に代わって実行するほか、独自の政策を提案でき、国の審議や領主たちで構成された領主会の会議で可決されれば実行することができる。
独自政策の予算は基本的に国から支給されず、領民からの支援や徴収金に頼らざるを得ないため、厳しい懐事情に悩まされる領地もある。