あらすじ
2020年代の日本。
人々を熱狂させる職業マジシャン・霧島は、
奇跡を「見せる」ことはできても、
奇跡を「起こす」ことはできない少年だった。
だがある夜、
タネも仕掛けも存在しない現象――
科学では説明できない“魔法”を、彼は目撃してしまう。
魔法を使っていたのは、
生まれつき魔力を持つ逃亡者の少年・ルカ。
魔法の存在は国家によって秘匿され、
使える人間〈ヘリテック〉は
捕獲・研究・処分の対象とされていた。
魔法を使えない霧島は無力なまま、
国家、裏社会、そして魔法を巡る宗教組織に追われることになる。
それでも彼は、
魔法を感情や信仰ではなく
「理論」として理解しようとし続ける。
魔法とは何か。
正義とは誰のものか。
奇跡に選ばれなかった少年が、
それでも正義を諦めず、
答えのない式を書き続ける物語――
『AshaCode』