あらすじ
放課後の公園の隅にある、今にも壊れそうな古いベンチ。そこには「夕暮れ時、座っている間だけ三分間だけ過去が見える」という不思議な噂があった。 主人公の陽葵(ひまり)には、どうしても確かめたい「あの日」がある。それは、親友の紬(つむぎ)と喧嘩別れをしたまま、彼女が転校してしまった日のこと。 「ごめん」の一言が言えなかった後悔を抱え、陽葵はベンチに腰を下ろす。そこで目にしたのは、自分の知らない紬の本当の姿だった。過去は変えられない。けれど、三分間のタイムトラベルが、止まっていた二人の時間を動かし始める――。