あらすじ
「クリスティーーーナッ!! そこは、わたし(ヒロイン)の場所でしょう!? 悪役令嬢のくせに何したのよぉぉぉ!!!!」
宣告された言葉に、泣き崩れるアンナ。
虐げられる可哀そうな少女を演じ、同情を集め、王太子の婚約者の座を奪い取る完璧な計画。悪役令嬢クリスティーナを踏み台にして、幸せなエンディングを迎える……はずだったのに!
気づけば、王太子の隣で守られているのはクリスティーナ。罪を暴かれ、すべてを失い、死罪を宣告されたのは――ヒロインであるアンナ自身だった。
「私は、あくまで“悪役令嬢”だもの。ヒロインは蹴落とさなくてはね」
耳元で囁かれた甘く冷たいその声は、
アンナが知っていた、か弱く従順な“クリスティーナ”とは似ても似つかない。
目の前の女は――一体、だれ?