あらすじ
法をすり抜ける外道に、正義の鉄槌を下す闇の狩人――哀原千尋は生きていた。
だが、彼が目覚めたのは“1年後の世界”。
名前も過去も、すべてを失った千尋は、狭い牢獄の中でただ時間を消費するだけの毎日を送っていた。
殺人鬼。
家族を殺された被害者。
百合との奇妙な関係。
人肉の味。
ダルマになった宿敵。
それらは、断片的にしか思い出せない。
いや、彼の記憶は失われていた。
ただひとつ、彼の中に残っていたもの――
それは、“外道を狩った時の激しい快楽”。
記憶を失った哀原千尋が、再び“狩人”として目覚める時、
この世界はまた、美しく、グロテスクな惨劇に染まっていく。