あらすじ

バスケ部の桔平は、努力しても結果が出ない自分に焦っていた。放課後の体育館で一人練習していると、窓の外のスズメが「屋上」「鍵」と“言葉”で囁く。反応の早い光莉、好奇心旺盛で空気が読めない奨治、安定志向で流されやすい清佳と共に屋上へ向かうと、雨に濡れた段ボール箱の中から一冊のノートが見つかる。 表紙には「シーンと描写 練習帳」。そこには誰かの孤独や息苦しさ、そして「教科書には載ってない、失敗のあとに顔を上げる方法」が綴られていた。桔平は震える手で一行を書き足す――「次の一回を選ぶ」。 翌日から、スズメたちは四人を“実況”するようになり、特に桔平と光莉の距離を恋バナ混じりで茶化してくる。怖さから始まった屋上通いは、笑いと共同執筆の時間へ変わり、ノートには「失敗しても見てくれる人がいる」「だから次も行ける」と新しい言葉が増えていく。 小さな羽音に背中を押され、四人はそれぞれの弱さを受け入れながら、もう一度だけ前へ踏み出す――涙と笑いが同居する、二章構成の青春ハートフルコメディ。

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エブリスタ2025/12/23
  • 現在の作品教科書には載ってない、小鳥語