あらすじ
1945年、ドイツ第三帝国の帝都ベルリン。ナチス・エリートを夫に持つエリザベートは、灰燼に帰した首都でソ連兵の暴虐に晒されていた。彼女を救ったのは、あろうことか「敵」であるソ連憲兵隊少佐、アレクセイだった。
「ロシア人は蛮族」「共産主義は悪」。そう教え込まれてきた彼女にとって、敵軍の庇護下で生きることは、祖国と夫への裏切りだった。しかし、アレクセイの紳士的な愛に、彼女の心は次第に抗えない甘美な罠に堕ちていく。
だが、二人の生活は冷戦の巨大な陰謀に飲み込まれていく。そして、夫は本当に戦死したのだろうか?