あらすじ

神に選ばれた勇者、 聖女に守られた正義、 王冠によって保証される支配―― それらが「正しい」と信じられている世界。 かつて勇者パーティに属していた剣士アルトリウスは、 そのすべてを否定も肯定もせず、 ただ**“価値があるかどうか”で測る男**だった。 侮辱すれば、責任を取れ。 剣を抜くなら、命を賭けろ。 肩書きに守られる正義に、価値はない。 追放された彼は、 壊すためではなく、 確かめるために玉座へ座る。 そこに集うのは、 神に縋る勇者、 正義を代弁する聖女、 役割に縛られた騎士、 権威にすがる王たち。 アルトリウスは裁かない。 問いかけもしない。 ただ、嘘が自壊するまで、沈黙のまま見下ろす。 これは英雄譚ではない。 復讐譚でもない。 「正しさ」が免罪符になる世界に、 たった一人、責任を突きつける男の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2025/12/26
  • 現在の作品『玉座に座る者は、王にあらず』