あらすじ
葬儀場に就職した新人は不思議な玉を見つけた。ビー玉より少し大きいそれは、箱に入れられている。
「それはね、記憶玉。故人様の体に残っている記憶」
信じられないことをいう、美しい先輩。その妖しさに惹かれているからこそ続けているこの仕事。
亡くなった方には、死してなお持っていたい大切な思い出がある。しかし肉体に魂の一部である記憶を残すわけにはいかない。記憶玉は整理整頓して大切に保管しなければ。
認知症を患い親族全員から見放された高齢女性。彼女の記憶玉に、一つ異質なものがあった。彼女はどんな生前だったのだろう。
という、温かい話を目指したわけではありません。