あらすじ

朗読を想定して書かれたSFファンタジー作品です。 ひとりの英雄と、彼を想い続けた存在の物語。 失恋をきっかけに、生きる気力を失っていた西島すみれ。 ある夜、自室でうたた寝をしていると、彼女は不思議な空間に迷い込む。 そこは「心の倉庫」と呼ばれる場所だった。 もっと生きたくても人生を終えてしまった人々の心が、集う場所。 案内人に導かれ、すみれは“心のいれもの”となることを選ぶ。 彼女が選んだのは、自称「優しくて一番カッコいい男」――早川優一の心だった。 すみれの身体に、すみれと優一、ふたつの心が共存する生活が始まる。 やがて彼女は知る。 優一が、失恋した自分をいつも励ましてくれるクラスメイト・海斗の兄であること。 そして、過酷な運命によって、突然人生を閉ざされた存在だったことを。 この物語は、派手な戦闘や勝利を描いていません。 別れのなかで交わされる言葉、残された者の想い、 静かに受け継がれていく感情を描いています。 英雄とは何か。 救われたのは、世界だったのか、それとも――。 セリフと「間」を大切にした構成で、声に乗せたとき、余韻が残る物語を目指しました。

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エブリスタ
エブリスタ2025/12/25
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