あらすじ
主人公のラルクはパーティーの仲間たちに告げる。
「ごめん、やっぱり俺、このパーティー抜けるよ」
自分はこのパーティーから抜けると。仲間たちはパーティーを抜けようとするラルクを止めるが、彼の意思は強く、皆の反対を押し切ってパーティーを抜けたのだった。
パーティーを抜けたラルクは行き先も分からないまま街を徘徊する。そして、ラルクは防壁の上でこれからの未来について考えながら黄昏ていると、一人の少女がやって来る。その少女の目に生気は宿っておらず、彼女を見たラルクは過去の自分と重なり合う。そして、少女は柵を乗り越え、防壁から飛び降りた。ラルクはすぐさま彼女に手を伸ばし、助けることに成功する。これがミアとの初めての出会いであった。
ミアを助けたラルクは彼女が自ら命を断とうとした理由を教えてもらう。どうやら、彼女は学院で言われもない罪を着せられ、退学させられてしまった。婚約者である王子との婚約も破棄され、実家からも勘当されてしまったようだ。行き場を失ったミアは生きる意味を失い、自らの手でその人生を終わらせようとしたのだった。
ミアから事情を聞いたラルクは彼女の境遇が自身が読んだ恋愛小説の主人公と似ていることに気がつく。家を追放され、婚約も破棄され、しまいには実家からも捨てられた。ただ真っ当に生きてきただけなのに全てに裏切られた。ラルクはそれがどうしても許せなかった。だが、ラルクは小説のことを思い出す。その小説では最後、主人公は誰よりも幸せになることで復讐を達成し、物語の幕を閉じた。それなら、ミアも自分を裏切った者たちへの復讐として誰にも負けないくらい幸せになれば良い。ラルクはそう考えた。
そして、ラルクはミアへ告げる。
俺が君を誰にも負けないくらい幸せにすると。
そうして、ミアの新たな人生が始まる。ラルクはまあの幸せのため、まずはその実力を世間に認めされるところから始めることにする。そんな提案をしたラルクに対し、ミアは言う。
それならラルクが家庭教師をやってくれないかと。
そうして、ミアに実力を買われたラルクは彼女の家庭教師となり、ラルクの新たな人生の幕が開けたのだった。