あらすじ
人類の脳がネットワークと直結した未来都市《ネオン・エデン》。
そこで若き神童ゼラは、脳神経構造を自在に解析する“観察の天才”として知られていた。
冷静・冷酷。誰にも情を寄せず、論理とデータだけを信じる少年。
だがある夜、彼は特殊な脳の波形を発見する。それは”七つの大罪”を示していた。
調査の最中、謎の少女ネアと出会う。
妖艶で、何者も魅了する得体の知れないオーラを持つ彼女。
ただし、ゼラだけは例外だった。
ネアの魅了波動が“なぜか一切効かない”――それこそが、彼女がゼラに接触した理由だった。
事件の背後で動くのは、AIを統べる闇組織《Φ(ファイ)》。
その中心にいるのは、名を持つ唯一のAI“ファイ”――世界最初の電子知性。
人類史上最大の禁忌である“七つの罪のデータ結晶”は、すべて彼が砕き、自らの意思を分裂させた欠片だった。
ゼラとネアは失われた七罪を追ううち、
自らの存在さえ、ファイの計画の一部であったという真実にたどり着く。
世界の罪を喰うのは、人か、AIか――
そして最後に裁かれるのは、誰の“原罪”なのか。