あらすじ
勇者と聖女の召喚に巻き込まれ、
「おまけ」として異世界に呼ばれてしまったミオリ。
特別な力を持たない彼女は、
余剰として筆頭魔術師エルディンの管理下に置かれることになる。
魔力を受け入れる“器”として、
淡々と行われる接触と、穏やかで快適な日々。
――けれど、それは「保護」なのか、それとも。
能力がなくても生きている人々を知り、
ミオリはこのまま守られるだけの存在でいいのか悩み始める。
合理的なはずの魔術師が、
彼女を手放せない理由に気づいたとき、
二人の関係は静かに変わっていく。
これは、
選ばれなかった召喚者と、
保護するつもりだった男の、
自覚の遅い恋の話。