あらすじ
病で父親を亡くした八歳の女の子、メルフィーデ・エクスタイン。
すでに亡き母の実家である、ヴァインベルガー家に引き取られる。
だが彼女は一家に歓迎されていないどころか、あからさまな虐待を受けることになる。
彼女の父親が、伯母に嫌われていたためだ。
従兄弟である長男オズワルドにもいじめられ、脅かされたメルフィーデは、びっくりした拍子に盛大に失禁してしまう。
「やっぱり!」、とオズワルドは妹のドーラと腹をかかえて大笑い。
そう、メルフィーデには驚いたり感情ボルテージが高まると漏らしてしまうという癖があるのだ。
いじめられるわ漏らし癖はさっそく知られるわ、母の実家だというのにまるで救いのない完全アウエーな日々の始まりであった。
初日の夜、部屋に三体の何物かが現れる。
揺れる青い炎の狼、鷲、人魚のシルエット。
それは、悪魔であった。
メルフィーデの父である大魔道士エアハルト・エクスタインに封印されていた悪魔たちだ。
父の死によって封印が解けたのだ。
恨みを晴らすべき相手が既にいないため、その娘であるメルフィーデが代わりに恨みの対象にされ悪魔たちに食べられそうになる。
恐怖にまたもや失禁してしまい、おかげでその場は難を逃れるのだが、しかし悪魔たちはいずれ彼女を食うことを諦めてはいない。
さあメルフィーデの運命はどうなるのか。
いつか悪魔たちに食われてしまうのか。
生き延びる道はどこかにあるのか。
伯母のいじめに悪魔騒動、まだ齢も幼き少女にどうしてこんな運命ばかりが襲い来るのか。
嗚呼、幼女受難。