あらすじ

ここは髪色だけで顔の美醜が決定してしまう、美的感覚のおかしい異世界。 そんな世界に濃い髪色=美人として生まれてしまった漆黒の髪の公爵令嬢リュシエリアーナ=マレグレンは、王太子との婚約を破棄されてしまう。代わりに婚約者の椅子に座ったのは、『妖精王のいとし子』の男爵令嬢シエナ=モルドレッド。 だからといって彼女を苛めたわけでも嫉妬に狂ったわけでもない。何せ二人の仲を取り持ったのは、他でもないリュシエリアーナ自身なのだから。 ─────そう、リュシエリアーナは王太子との縁談を破談にしたかったのだ。それはリュシエリアーナの中身が転生者、それも戦国の世に駿河一の剣豪と謳われた天才剣士(男)だったから────! 男の自分が男に嫁ぐなんて冗談じゃない! 何とか王太子との縁談を無事に回避したものの、神殿騎士になると言い出したリュシエリアーナに父は猛反発。何とか次の縁談が決まる前に策を弄さねば、と思っていたリュシエリアーナの元に来た縁談は、世界一不細工だと不評の絶えないラファシアン=フォルスタート辺境伯─────って、いやいや彼は不細工どころか男でも見惚れるほどの超絶美人だった!? 髪色が薄いだけで不細工と言われた美貌の辺境伯と、前世『男』の元天才剣士が何の因果か絶世の美女に転生してしまった公爵令嬢。彼らの間にあるのは、果たして友情か忠誠か、あるいは恋心か─────これはそんな二人の、もどかしくもちょっとおかしな恋愛ファンタジー。

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小説を読もう2025/12/25
  • 現在の作品公爵令嬢は辺境伯に愛ではなく忠誠を誓う