あらすじ

「だからさあ、この動画すげえんだよ。ほらこれ! 駅構内で女が男に手コ――」 「えっ」 「お、興味出た? SNSでもさあ、今めちゃくちゃ話題に――」 「いや、ちょっと黙れ。あの、すみません! そこの人、今なんて言いました?」 夜。おれは友人の田畑と並んで、駅構内を歩いていた。田畑のくだらない話に適当に相槌を打ちながら改札口へ向かっていたのだが、川の流れのように均一だった人波に不自然な乱れが生まれていた。はしゃいで飛び跳ねる者、スマホを耳に当ててきょろきょろしている者、妙にそわそわしている者。 なんだ? と訝しんでいると、すれ違いざまに聞こえた二人組の女の会話が引っかかり、おれは反射的に呼び止めた。 「えっ、死体……?」

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小説を読もう2025/12/25
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