あらすじ
バルト海に良港を持つ都市国家ヴェステルプラッテ。そこには国家の命運を定める最高機関がある。
――〈神託機関〉。
この国を作った女神ユーラテに集う使徒の伝承になぞらえ、5人の少女がこの最高機関に集まる。女神の言葉を聞き、女神の意思を代行する、ゆえにそれを〈神託機関〉と呼ぶ。
1939年8月、行方不明になった少女の代わりに〈神託機関〉へ、家に引きこもっていたリリロア・フォン・カリディスが、議長ミレナ・ヴァウェンサによって招聘されたところから物語は始まる。
ナチスドイツはオーストリアを武力で併合し、ミュンヘン協定を無視してポーランド国境へ侵攻部隊を集結させている。
イギリスはそれに目をつむり、反共としての役割を期待し、宥和政策を推進する。
ソビエト連邦は情勢を静観しながら、暗躍をしている。
あるものは戦争は起きないと言い、あるものは戦争が始まると危惧していた。
混沌極まる世界情勢の中、自分達の国はどうするのか、〈神託機関〉で議論が始まる。
ナチスドイツに無抵抗でこの国を明け渡すのか、それとも誰かの力を借りるのか。イギリスは。ポーランドは。自分達は。
戦争か平和か。
恋か正義か。
剣を言葉に変えて、少女たちは戦う。
すべては7日後に決まる。
※登場人物については創作されたもので、実在の登場人物とは関係ありません。