あらすじ
「常葉(ときわ)くん。君の血があれば人類は助かるんですよ。……さあ、腕を出しなさい」
厚生労働省の地下深く、地図に載らない隔離病棟。 そこは、未知の怪異ウイルスや呪詛症患者を収容する、この世で最も危険な病院。
主任医師・薬師寺零(やくしじ れい)は、人間よりもウイルスを愛する美しきマッドサイエンティスト。 対する新人・常葉守(ときわ まもる)は、あらゆる怪異を体内に取り込んでも発症しない「無症状キャリア(最強の実験動物)」だ。
「先生、麻酔は? 労働基準法は?」 「甘えるな。君は救世主(メシア)なんだから、痛みに耐えなさい」
これは、パンデミックの危機に瀕した日本を救うため、新人が物理的に血を抜かれ続ける、ブラックな医療現場の記録。
※前回の「総務省編」で発生した感染症の後始末です。