あらすじ
回復魔術の名門・ジョーリアン子爵家の長女、ショーン・ジョーリアン。
彼女は公爵家嫡男との婚約者だったが、初夜直前に浮気現場を目撃したことでプッツンし、白魔術をエンチャントした拳で婚約者が泣いても殴り続けた。
結果、婚約は破棄。
だが浮気の事実は黙殺され、「淑女にあるまじき暴力」を理由に一方的に悪者扱いされる。
「このダボが!!」と怒り狂う父親から「次の相手を見つけろってんだ、このスカタンが!!」と王都の夜会へ放り込まれたショーンは、「婚約者を殴った女」という最悪の噂のせいで完全に孤立。
壁の花として考えるのをやめていた。
しかし高位貴族の令嬢たちから、白魔術と家柄そのものを侮辱され、ショーンは再び拳で会話する道を選ぶ。
夜会の真ん中で伯爵令嬢をぶちのめすという前代未聞の事件を起こすが、その“覚悟”と“正義”に目を留めた人物がいた。
それはお忍びで夜会に参加していた第三王子・レオン。
彼はショーンの暴力を否定せず、
「尊厳を守った結果だ」と真正面から肯定し、堂々と求婚を宣言する。
「我が心と行動に一点の曇りなし。全てが『正義』だ」
こうして“ショジョ”と呼ばれた子爵令嬢は、奇妙で騒々しく、しかし確固たる意志に満ちた恋の冒険の果てに、王子の妃となるのだった。
##クリスマスの性の六時間で書き上げました。企画段階のサイレント・ヴィッチはいつか書きます。##