あらすじ
我が猿田比古神社はR市にある。境内に神社と別棟の我が中沢家がある。オレの父ちゃんは猿田比古神社の宮司だ。オレは修行の身だが、神事や祭事の時は父ちゃんの補佐役の禰宜を務めてる。
最近、頻繁にテレビCMがラーメンチェーン店を報じている。特殊なこくのある豚骨スープと特性チャーシューが人気で客足が絶えないという。
その頃、R市の養豚場からブタとブタ肉が盗まれる特殊事件がつづき、オレの幼なじみ青井幸の親戚、青井佳子の家の養豚場からもブタ肉とブタとが消えた。幸は奈都と佳子とユウコ姉ちゃんと妹の耀子とともに、うちの猿田比古神社で巫女修行している。幸と奈都と佳子とユウコ姉ちゃんはみんな、オレと耀子の幼なじみだ。
守護神、猿田比古神の爺ちゃんが、オレに、ブタ肉を探せと言った。爺ちゃんの指導は意味がある。これも修行のひとつだろう。
修行の身のオレたちは、事件の背後で魔界勢力がはびこっているのを感じ、修行で心に得た魔除けの剣と辺津鏡と沖津鏡で事件の情報を集め、事件解決にR警察署の野本刑事に協力する。そして、事件の背後に魔界勢力の拡大があり、魔物が修行中のオレたちを攻撃しはじめたのを知る。神界の世代交代が近づき神々の力が衰えたため、現世に侵出しようと神々の後継を魔界勢力が攻撃しはじめたのだ。
オレは、巫女修行している皆の周囲に押しかけた魔物を一手に引きうけ、猿田比古神社の祓殿で須佐之男神にこれらを祓ってもらう。すると、須佐之男神は、魔物から高級霊に変った玲(霊)の指導をオレに託した。
祓殿からの帰りに、オレは、魔界の魔物、破端霊の放った稲妻の側撃雷を受けて意識不明となって入院し、オレの心は玲とともに、魔界に近い霊界に捕獲される。破端霊は新魔界を創造するため、心のオレを破端霊の新魔界へ引き込もうとするが、オレは天から須佐之男神の心を授かり、新魔界を霊界から分断し、オレの意識はもどった。
すると医師が破端霊となって病室現れ、疲弊した心のオレと、母ちゃんの心にいる鈿女神に襲いかかった。その瞬間、破端霊が消えた。オレに憑いていた玲が、菊理比咩大神となって、破端霊を霊界から分断したのだった。
『玲は神威助勢神に匹敵する高級霊でした。此度の修行で、玲は私、菊理比咩大神と同化しました。あなた須佐之男神は、修行に励みなさい』
そういって菊理比咩大神はオレの心から消えた。