あらすじ

ある悩みを抱えた人々を中心に、陰ながら噂になっている店がある。 訪れた者曰く、その店には客の欲しいものが必ず揃っている、という。 どうしても失くしたくなかった大切なものや、もう失ってしまったと思っていたかけがえのないものが、その店では見つかるらしい。 アストノズヴォルド皇国の城下町・フォルトゥナの端の端。地図にも載らないミセリア地区の入り組んだ路地の奥。誂えたような行き止まりの先。 汚れのない灰白色の壁、落ち着いた光沢のある青銅で出来た円蓋状の屋根。薄暗い路地に不釣り合いなほど綺麗な装飾の看板が目を惹く。 『ミラージュ・ドゥ・シュヴァルツ』 店主は、透き通った髪に鮮やかな色の瞳を持つ美しい女性。 そう。ここは、心を守る魔導具店。 「――私は、この幸福が続く術を知っている」 ___今、物語が幕を開ける。 これは、この世界を生きる者達による、あいをいかして、あいをわすれて、あいをころす、そんなあいのものがたり。

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小説を読もう2024/02/18
  • 現在の作品あいのものがたり。