あらすじ
――トナカイは、なぜ空を渡れるのか?
空を飛ぶには翼が要る。
それは常識だ。
空を飛ぶ、という行為は本来、生物にとって異常である。
重力に縛られ、地面を踏みしめて進化してきた哺乳類が、ある夜、当然のように空へ飛び立つ。
それを「ファンタジー」で済ませるのは簡単だ。
だが、もし翼を持たない存在が、意思と肉体だけで空を越えるとしたら――そこに必要なのは奇跡ではなく、徹底した条件の積み重ねなのではないか。
トナカイが夜空を渡るという物語を、冗談ではなく、真正面から考えてみたい。
これは空想ではあるが、決して軽い思いつきではない。
むしろ、現実よりも暑苦しいほど真面目な仮説である。
(クリスマスに間に合った!( *´艸`)<良い子は気を付けて読んでね?w)