あらすじ
「お前の魔法は地味だし、薄気味悪いんだよ。聖女のバフがあるから、デバフ使いのお前はいらない」
Sランク勇者パーティーの呪術師(デバッファー)であるクロウは、理不尽な理由で追放された。
しかし、勇者たちは知らなかった。
彼らがこれまで余裕で倒していた魔物たちが、クロウの常時発動スキル『災厄の呪い』によって、ステータスを10分の1まで弱体化されていたことを。
クロウがいなくなった瞬間、勇者たちが戦う敵は本来の強さを取り戻す。
「え、なんでスライムの攻撃で鎧が砕けるんだ!?」
最強の座から転落し、雑魚モンスターにすら勝てずに逃げ惑う勇者たち。
一方、解放されたクロウは、自身の呪術を攻撃へと転用することに成功する。
触れるだけで敵を腐敗させ、視線を合わせるだけで『即死』させる最強の力を手に入れたのだ。
封印されていた美しき『魔王の娘』の呪いを解いて懐かれたり、教会に裏切られた『堕ちた聖女』を救ったり。
規格外の力を持つクロウの周りには、ワケありの美女たちが集まり始め、やがて彼は裏社会の王として成り上がっていく。
これは、地味だと蔑まれた少年が、最強の呪術で世界を震撼させ、元仲間たちを絶望の淵に叩き落とす逆転ファンタジー。