あらすじ
※注意※
この物語の本編はそれに関係してくる前日譚から始まります。
前日譚―あらすじ
「キミィ、大丈夫?」
豪雨の真夜中、収容区の警報が鳴り響く中で、黒服の軍服を着た女が俺に傘を差し伸べてくれた。
この時の俺に記憶なんてなかった。自分が何者なのか、なんでこんなうるさい場所にいるのか。どれも分からずじまいだった。
ただ自分の中にこびりついているのは「カイト」という名前のみ。俺は特に表情を変えずに、その傘を手に取った。
その傘を取った時、俺の人生は変わった。
「凶人」(きょうじん)という人間に近い恐れられた存在から人々を守る組織に入り俺は、そこで戦うことを学び、殺すことを学んだ――だけど自分が何のために戦うべきなのかだけは分からなかった。
これは記憶を失くし、行く宛てもない、文字通り天涯孤独な少年だった俺が、世界政府の組織内最強の隊員になる物語。