あらすじ
目を覚ますと、そこは童話の世界。
しかも転生先は――王子に婚約破棄され、公開処刑される悪役令嬢だった。
使用人いじめ、身分差別、傲慢な振る舞い。
すでに数えきれないほどの悪行を重ねた後で、今さら善人ぶっても手遅れ。
ならば選ぶ道は一つ。
「物語の舞台から降りて、静かに生きる」
王子にも近づかない。
ヒロインにも関わらない。
目立たず、波風を立てず、断罪フラグを一つずつ潰していく。
――そのはずだったのに。
なぜか周囲の評価が少しずつ変わり、
距離を取ったはずの人物たちが、向こうから関わってくるようになって……?
断罪回避だけを目標にした悪役令嬢の“消極的改革”が、
いつの間にか運命そのものを書き換えていく。
これは、
派手な復讐も、恋愛無双も望まない少女が、
それでも幸せになってしまう物語。