あらすじ
獣人サーカス団【シルクス】の裏方として働く少女、チロル。彼女は一座で唯一の人間のメンバーだった。
舞台のため陰ながら働くチロルだったが彼女には夢があった。それは舞台の真ん中、スポットライトが当たる場所で歌うこと。
だがシルクスは社会的な立場の弱い獣人の為に創られたサーカス団。人間である彼女が舞台に立つことは許されない。
シルクスを愛しているからこそ舞台に憧れ、だが愛ゆえに道が閉ざされる。夢の現状の狭間でチロルは思い悩んでいた。
そんなチロルはある日、ひょんな事から奴隷の獣人オルトと出会う。不当な労働を強いられるオルトを奴隷の立場から解放することが出来たチロルは、彼をシルクスのメンバーとして勧誘する。
諍いがありながらも舞台を通して交流を深めていく二人。
チロルの願いはただ一つ、家族達と穏やかな日常を送ること。だが獣人達を取り巻く社会はお世辞にも穏やかとは程遠いものだった。そしてその波はシルクスや、チロル、オルトの事も飲み込んでいってしまう。
※すこしふしぎ程度のSF要素あり