あらすじ

地質学助手の洋子が手にしたのは、青く光る小さな砂時計。 砂が落ちるたび、時間はわずかに巻き戻り、起きたはずの出来事がなかったことになる。 だが失われるのは時間ではない。 消えていくのは、世界に残されるはずだった“記録”。 実験を重ねるほど、日常は静かに歪み、記憶と現実の境界が揺らぎ始める。 やがて洋子は知る。 観測する者だけが、書き換えられた世界の差分を覚えているということを。 青い砂が示すのは、時間の逆行か、それとも世界の再編集か。 科学と記憶の狭間で、彼女の観測は臨界点へと近づいていく。

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カクヨム
カクヨム2025/12/24
  • 現在の作品青の砂時計