あらすじ
パーティで五年間支援役を務めていた魔法使いの俺は、「失敗魔法しか使えない無能」という理由で追放された。
火球にならない熱、数値化できない強化、派手さのない防御――それらはすべて不要とされ、捨てられてきた魔法だった。
しかし俺のスキル《失敗魔法回収》は、他人が破棄した魔法効果を回収・再構築できるというもの。
行き場を失った魔法を重ねて使ってみた結果、辺境の地で発動した“失敗”は、常識外れの威力を見せ始める。
無能と切り捨てられた魔法使いが、誰も見向きもしなかった失敗魔法で世界の魔法体系を静かに書き換えていく――これは、拾われなかった力が最強へと変わる物語。