あらすじ
王国では、人の価値は「神の加護値」で決まる。
Sランクは英雄、Eランクは不要者――それが常識だった。
貴族の次男レイ・クロウゼンは、再測定の儀で加護値「0」を叩き出し、
無価値と断罪され、婚約破棄・家名剥奪・国外追放の処分を受ける。
だがその「0」は、無能の証ではなかった。
それは――神の測定すら及ばない、“評価外”の証。
追放先の荒野で明らかになる世界の歪み。
加護値という数字に縛られた社会。
神と教会が隠してきた真実。
これは、
無価値と呼ばれた男が、
世界の「価値基準」そのものを壊していく物語。