あらすじ
アメリカ旅行中、突如として命を落とした主人公。
目を覚ますとそこは「白い部屋」――世界を管理する存在から、
それは高次エネルギーの調整ミスによる事故死だと告げられる。
補償として提示された選択肢は二つ。
ひとつは輪廻転生。ただし次は「何らかの脊柱動物」。
もうひとつは、管理も干渉もされない“使用済み”の別世界への転移。
仕方なく転移を選んだ主人公は、ついでに頼み事をしてみる。
言語理解、収納、鑑定――よくある転移特典。
さらに「地球の物は持っていけないのか」と聞いたところ、
管理者はあっさりこう言った。
「じゃあ、今いるこの店ごと転移すればいい」
こうして主人公は、
アメリカの大型店を丸ごと拠点として持ったまま、異世界で生きることになる。
転移先は地球のモデルとして作られた平和な世界。
魔法はあるが攻撃魔法はなく、
魔獣もいなければ世界を揺るがす危機もない。
人間も亜人も、強さも知能もほぼ地球と同じ。
店の在庫は使えば補充され、
「戻りたい」と思えばいつでも店に戻れる。
管理者は一切関与しない。
世界を救う必要も、無双する理由もない。
あるのは、チートと店と、やたらと平和な異世界だけ。
これは――
事故死の補償として、便利すぎる店を持った男が、
気の向くままに楽しく生きるだけの物語。