あらすじ
お母さん、びっくりしたんだよ。
役所から電話が来て、ちょうどおじいちゃんとおばあちゃんが留守だったから、かわりに僕が出たんだ。
そう、おじいちゃんがちょっと認知症になっちゃってね。
近所に迷惑をかける前に、施設に入れる方向で、おばあちゃんとバタバタしてたんだよ。近々、おばあちゃんも施設に行く予定だから、尚更……ね。
そしたら「お宅の娘さんが、生活保護の申請を出したのだが、あなた方からは娘さんを援助する意思があるか?」
――って、確認の連絡が入った。
びっくりしたよ。けど、電話に出たのが僕でよかったよね。
おじいちゃんとおばあちゃんは、今でもお母さんのことを誤解したままなんだ。だから、お母さんが助けを求めているのに、怒って電話を切る可能性があったんだよ。
うん。僕、怒っていないよ。
※カクヨムにてマルチ投稿済み