あらすじ
異世界転生は、準備が九割だ。
深夜の五芒星、空間の多層観測、一万回の決め台詞――。
完璧な準備の末に、第15皇子アベルへと転生した桐生怜だったが、
開始10分で唯一のチートスキルを紛失してしまう。
残されたのは、伸び代ゼロの『剣術G級』と、
一歩間違えれば兄姉に殺される血塗られた王家。
そして、世界の理(システム)に殺される運命にある最推しキャラ・シリス。
「……正規ルートがダメなら、裏口を使う。それが僕のやり方だ」
アベルは決意する。
誰からも「殺す価値なし」と蔑まれる『歩く粗大ゴミ』を演じ抜き、
全人類から嫌われる『最低のクズ悪役』として滅びることで、
愛する少女の運命を書き換えることを。
学園で繰り広げられる、空前絶後のクズ&無能ムーブ。
軽蔑、嫌悪、そして「無視」。
全ては計算通り。全てはシナリオ通り。
――のはずだった。
「どうして……。どうして貴方は.....」