あらすじ
事故にばかり巻き込まれる少女。
幼い頃から、車、階段、いじめ……理由もなく“痛み”だけが彼女を選び続けてきた。
ある日、彼女は学校の屋上から身を投げる。
終わりを願ったはずのその瞬間、
彼女は――なぜか生きていた。
その日を境に、彼女の身体はどれほど傷ついても痛みを感じなくなる。
誰にも理解されないその“変化”は、やがて日常を静かに狂わせていく。
そして少女は気づく。
痛みが消えるということは、
生と死の境目がとても曖昧になるということに。
「痛くないって、こんなに楽なんだよ。」
笑いながら彼女が向かう先を、
誰もまだ知らない――。