あらすじ
「……まさか、本当に私の設定通りに動くなんて」
自分の「癖(ヘキ)」を詰め込んだ漫画の原作を書いていたはずが、気づけばその世界に放り出されていた私。 目の前には、私が考えた世界で一番美しく、そして一番「重い」魔王、ルシード。
出会い頭に「愛している」と迫られ、魔王城へ拉致されたけれど――。 なぜか私は、ちっとも怖くない。
だって、私が握りしめているのは、この世界のすべてを記した**「設定資料(スマホ)」**なのだから。
「魔王様、そんなに私に触れたいんですか?」
余裕の笑みで、彼にある「仕掛け」を施す私。 直後、絶頂目前の魔王を襲ったのは、あまりにも**アホらしくて、残酷な「絶望」**だった。